子どものコミニュケーション能力を鍛える方法【はぁって言うゲーム】

はあって言うゲーム

「言葉は7%しか伝えない」ということを知っていますか?

今回紹介するのは、カードを使った「声と表情だけでコミニュケーションする」ゲームです。

現代は、非言語コミニュケーションが苦手な子どもが増えています。

「人は見た目が9割」(竹内一郎著)では

  • 顔の表情が55%
  • 声の質、大きさ、テンポが38%
  • 話す言葉の内容は7%

と言われており、言葉は7%しか伝えないとのこと。

こんな場面を見たことありませんか?

・空気の読めない彼氏が、メチャクチャ怒っている彼女に「もしかして怒ってる?」と聞くと、彼女は「怒ってない!」という場面。

あるいは、

・待ち合わせに遅れた彼氏が「怒ってる?」と聞くと彼女は「メチャクチャ怒ってる!(笑)」と笑顔でこたえる場面。

いずれのケースも、「言葉」は本当の想いを正しく伝えておらず「表情」や「声の質」が真実を伝えています。

類似のケースは身の回りで日々起こっており、非言語コミニュケーション能力が低いと、人間関係で苦労するのは間違いありません。

ただ、こういった能力は意識的に鍛える場面はほとんどありません。

今回紹介する「はぁって言うゲーム」というカードゲームを使って、クイズ感覚で非言語コミニュケーションのトレーニングができます。

解説していきます。

目次

はぁって言うゲームとは

はぁって言うゲームとは、知育玩具を多く取り扱う「幻冬舎」がつくったコミニュケーションゲームで、コミニュケーション能力向上が期待できるカードゲームです。

ゲームの内容(説明動画)

ゲームの流れ

  1. テーマカード(お題)を引く。
  2. アクトカードを引く。
  3. 声と表情だけで演技する。※ジェスチャー(身振り手振り)禁止
  4. 投票する。
  5. 正解発表。

ゲームで得られるもの

場面を想像する力がつく

特に子供の場合は、お題について経験したことが無い場面もあると思います。

そんな場合には、例えば、こういう場面の「なんで?」はこういう意味なんだな、と少しずつ理解できるようになります。

繰り返し経験することで場面を想像できるようになります。

表現する力がつく

経験したことがある場面であれば、どう表現したら、より相手に正確に伝わるかを考えます。

伝わらなかった場合は投票結果で自覚できるので、どんどん表現力が高まります。

フィードバックがもらえる

対人関係のコミニュケーションの多くは、フィードバックがもらえません。

例えば、自分がとったリアクションに「そのリアクションはおかしいよ」と言ってもらえることはほとんどありません。

つまり、自分のコミニュケーションが正しいのか?間違っているのか?は多くの場合、わかりません。

自分のコミニュケーションに「正解」「不正解」をつけてもらえるというのは貴重な経験になります。

学びを目的にする場合は、コミニュケーション能力が高い人と一緒にプレイするとより効果的です。

相手の気持ちを読み取る力が高められる

子どもは相手の気持ちがわかりません。

理由は経験が不足しているからです。

例えば、こういう場面の時に、こういう表情で、こういう言葉を伝えたら、相手が泣いた、怒った、など経験していくことで、正解に近づいていきます。

相手の表現や言葉がどういう意味なのかを繰り返し考えることで、相手の気持ちを理解できるようになります。

語彙力を高められる

特に子どもは知らない言葉がいくつもあると思います。

「ぼうぜん」「とぼけ」「おどろき」など、大人は当たり前にしっている言葉も子どもは知らないものも多いはず。

ゲームを通して言葉を覚えて、楽しみながら語彙力を高めることができます。

注意点

恥ずかしい

このゲームは、自分の考えをさらけ出す必要があるので”心理的安全性”が無いと楽しめません。

心理的安全性とは、googleが提唱する考え方で、心理的安全性が高いと、自分の考えを自由に発言したり行動したりできます。

また他人の反応におびえたり、恥ずかしいと感じることがなく、自然体の自分を隠すことなくオープンにできる環境のことです。

家族でやる場合は特に問題ないかと思いますが、基本的には、心理的安全性が低い人は、盛り上がることは難しいです。

事前にゲームの説明を

友達同士でやる場合は、ゲームの趣旨を説明してみて、遠慮する人は無理に誘わないようにしましょう。

ゲームは全員が楽しめる設計にすることが大事です。

メンバー間の相性も考慮

このメンバーなら、「自分は大丈夫!」と思っても、他のメンバー同士はあまり仲良くないということはよくあります。

その場合は、心理的安全性が低いかもしれません。メンバーはよく考えて選びましょう。

対象年齢

8歳からです。

ただ、お題を限定するなどの工夫をすれば、小学1年くらいからでも楽しめます。

プレイ人数

3~8人(となっていますが、2人でも楽しめます)です。

プレイ時間

10~15分くらいです。

子どもの対人コミニュケーションが心配な方、楽しみながら能力向上させましょう!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次