- 読書会に参加してみたいけど何をするんだろう?
- 参加すると得られるものは何があるかな?
- 初めてだけど大丈夫かな?
こんなお悩みにお答えします。
「子どもが読書好きになるオンライン習い事」として知られているヨンデミー(yondemy)の読書会に参加してみました。
読書会にもいろいろな形がありますが、子供向けの読書会、そしてオンラインということで新しい体験ができ、得られるものがありました。体験談として解説します。
読書会って何?
読書って一人でやるものじゃないの?
そう思っていました。
ところが参加してみると、一人でやる読書とは少し違う目的であることがわかりました。
形式的には、「ホストである運営側」と「ゲストである参加者」とのコミニュケーションになり、ゲスト同士のコミニュケーションはありません。
ただし、お互いの顔は見えている状態です。私が参加したときは約20名くらいの方が参加されていました。
どうやって参加するの?
オンラインということでZOOMで参加します。
ZOOMというのはオンラインのミーティングツールです。
やったことないけど大丈夫かな?
ビジネスの場面で多く使われていて、初めての場合だと少し緊張しますが、設定も不要で初心者にも割と簡単に使えます。
スマホでもできますが、PC(パソコン)の方が使いやすく、画面も大きいので、PC(パソコン)の方がやりやすいです。
読書会では何をするの?(具体的な流れ)
当然、読書は個人でやります。
ただ、読書以外にもクイズ形式のコミニュケーションや感想を表現するための時間があります。ここが個人での読書と異なる点です。
具体的な流れを解説します。
オリエンテーション(主旨説明)
初めにヨンデミーの先生が、ヨンデミーの読書会とはどんなことをするのかを説明してくれます。
どういう目的なのか?どういうものが得られるのか?などの主旨説明です。
とても大切なお話なのでしっかり聞きましょう。
先生(講師)のあいさつ
読書会に参加してくださる先生たちが一人ひとり自己紹介してくれます。
それぞれ好きな本の紹介やなんで読書が好きになったかなどお話してくれます。
子供もそれほど緊張した様子もなく、若い先生ばかりでとてもやわらかい空気感を感じました。
私が参加したときは全部で4名の先生が参加されていて、そのうち1名が女性でした。
ゲスト(私達参加者)は、自己紹介はありませんので受け身でOKです。
読書クイズ
読書に関するクイズの時間です。
ここは対話的なコミニュケーションがあります。
慣れるまでは参加しなくてもOKです。
大人が聞いても「なるほど~」と、とてもためになる問題もあります。
オンラインということもあり、少し緊張している子も多いと思いますが、ここで緊張がほぐれます。
クイズなので、質問に対してZOOMの「コメント」で回答します。
一応、正解、不正解はありますが、間違っても全く問題ありません。
ZOOMのコメント機能を使ったことがない場合は、使ってみましょう。
他の人と同じコメントでもOKです。
一度コメントすると、一気に心理的ハードルが下がります。
他の子の回答も見れるので、いろいろな考え方があることや、自分が多数派なのか?少数派なのか?などもわかります。
読書
ここでは事前に自分で準備しておいた本を読みます。
オンラインでつながっている状態で行いますが、いつも通りに一人で読めばOKです。
読書は自由であることも体感できると思います。
本は何冊か準備しておくと良いでしょう。
感想タイム
本を読み終わったら、本を読み終わったことを「コメント」で先生に伝えます。
そうすると順番に別な部屋へ案内されます。
イメージとしては、今まで全員参加していた場所が大部屋で、読み終わった後に行くのは個室です。
個室では、先生に読んだ本の感想をお話します。
ここでは、「コメント」でのやりとりではなく、普通に会話します。
初めは緊張してなかなか言葉が出ないこともありますが、先生が色々な質問してくれることで、少しずつ自分の考えを話すことができるようになります。
参加して得られたもの
読書会に参加してみて、いくつかのものが得られました。
子供が得られるものと、親が得られるものがそれぞれあると思いました。別々に解説します。
子供が得られるもの
アウトプット体験ができる
子供が得られるものは、「本を読んで感じたことや自分の考えを説明できる(アウトプットできる)」という体験です。
ラーニングピラミッドをご存知でしょうか?
ざっくり言うと、「学習の定着は受動的なものより、能動的なものの方が効果的」というものです。「聞くだけだとすぐ忘れるけど、人に話すと記憶に残る」という経験は誰にでもあると思います。これが仕組みになっているので読んだ本の内容や気付きがあった場面が嫌でも記憶に定着していきます。この体験こそが最大の価値であったと思います。
楽しさを感じる
読書をした後の感想タイムで、先生からいろんな質問をしてもらえることで自分の中にある考えを引き出してもらえます。
そのコミニュケーションの中でどんどん新しい発想や価値観がうまれてきます。
うちの場合も初めはなかなか感想が言えなかったのですが、少しずつ慣れてきて感想タイムが終わると、「もう一冊読んでお話ししたい」となりました。
結果としては約1時間で7冊読みました。(たくさん準備しておいてよかったです)
そして、とても楽しかったと言っていました。
本を読むことが苦手な子は、読むことを楽しいとは感じていないと思います。
一人で本を読んでも楽しいと感じたり、好きになったりすることは難しいでしょう。
そういった場合は、「読むのは楽しい」という自走状態になるまではこういった体験をきっかけにするのがいいと思います。
親が得られるもの
私は直接的には参加していませんが(読書したわけでもなく、画面に映ることこともなく・・)、それでも得られたものがありました。
むしろ、親である私の得られたものの方が重要であるとも思っています。解説します。
子供へのフォローの重要性が体感できる
親のフォローの重要さはヨンデミーのサービス開始する際に説明を受けていました。
また、新しい本のオススメのタイミングでも繰り返し説明いただいています。
ただ、体感してみるとなぜこれほどしつこく説明されているのかが理解できます。
フォローの内容は説明いただいてる以外にもたくさんあると思います。
体験会に参加するということも広い意味でのフォローの一つになるかもしれません。
感想の引き出しのコツがわかる
本を読むだけでも得るものは多いですが、心の中にあるものを引き出してあげることで、その効果はより大きくなります。
そのための引き出し方のコツがわかります。
具体的にはどんな質問をすればよいか?どのような声がけをすればよいか?などです。
子供と先生のコミニュケーションを聞いているだけで大きなの学びがありました。
個人的に強く思ったのは、「子供向けの読書会ではあるが、親も参加するのが重要」ということです。
理由は学びが多く、そして深いからです。
※参加すると言っても顔出しの必要はありません。横で聞いていればOKです。
読書会に参加するのが初めての場合は、一緒に参加することをおすすめします。
初めて参加する方に伝えたいこと(良かった点、悪かった点)
一度参加してみて間違いないです。
良かった点、悪かった点を含めて理由について説明します。
良かった点
ノーリスクである
(今のところ)無料ですし、途中退席もありです。
リスク無しで挑戦できます。
子供が嫌がってしまう可能性もありますが、それも体験です。
「読書会」だけでなく「オンライン体験」もまだ少ないはず。
自分が忙しいとしても、子供だけ参加させることもできます。
「楽しくなかった」という可能性も当然あると思いますが、合わなければ合わないでOKです。
ただ、今はダメでも次回はうまくいく可能性もあるので、再挑戦もありです。
読書の価値を理解できる(心理的ハードが下がる)
本を読むことの楽しさを感じてくれればもちろんOKですが、それ以外の「読書の価値」を理解できます。
「つまらない本は途中でやめてもいい」など本の読み方、多くの人が本を嫌いになる理由を排除してくれたり、「感想はみんなと違っていい」など読書への心理的ハードルを下がるきっかけになるだけでも価値があります。
学校なんかでも読書はいつも推奨されていて、苦手な子は「推薦図書を読むのが正義」「本を読んでいる子は褒められている」のを感じて、より苦手になる子もいると思います。
ヨンデミーの読書会では、一人ひとりの個性に合った本、今の自分に合った本を自由に読むことをオススメされているのを感じれるだけでも高い価値があると思います。
悪かった点
他の参加とのコミニュケーションがとりづらい(とれない)
他の参加とのコミニュケーションがとりづらい(とれない)です。
ただ、これは読書会の目的からしても大きな問題ではなく、また希望しない方にはデメリットにはならずメリットになるかもしれません。
ZOOMが不慣れな方は環境整備が必要である
オンラインで行われる都合上、不慣れな方は少し面倒かもしれません。
環境整備や使い方については事前に確認しておきましょう。下のリンクから注意点をご確認ください。
プライベートな空間を見られる
プライベートな空間を見られるが嫌な方もいると思います。
場所を選ぶこともできますし、背景を変更することもできます。
特別問題と感じる方も少ないかと思いますが、気になる方は上のリンクをご参考ください。
まとめ
- ヨンデミーの読書会はノーリスクなので一度体験してみる価値あり。
- 読書会の構成は、読書以外にクイズや感想タイムなど対話的コミニュケーションがある。
- 子供だけでなく、親にも重要なメリットがある。
- 初めての参加でも全く問題なし。
読書量が増えれば、人生のハードルは下がります。
子供の将来だけでなく、自分を変えるきっかけが欲しい方はお試しください!
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